CS分級アイデア@

      
「CSの活性化は子どもの救いから」
   
                        日本CEF 教育部主事 安田香代子

CSの子どもが少ない、イベントには来てもCSに定着しないという声を耳にします。け
れど子どもの数が少ないということは、教師が子どもと個人的に交わる機会が多いという
ことです。子どもを救いに導くには個人伝道が効果的です。機会を用いて、子どもを救い
と救いの確信に導きましょう。クラスの子どもは全員救われていますか?罪の赦しや天国
への確信がありますか?福音を語るときには、子どもに個人的に話し、子どもの理解を確
認し、話すことが大切です。聖書から、神さまが創造主で聖(きよ)いお方であり、「あなた」
を愛していること。罪とは聖(きよ)い神さまの喜ばれないこと、子どもに分かる罪の具体例
と、「あなた」にも罪があり、罪には罰があること。イエスさまは罪のない神のひとり子
で、「あなた」の罪の罰を代わりに受けて、十字架で血を流して死なれ、また、よみがえ
り、今も天で生きておられること。そして神さまは、「あなた」が救い主を心に受け入れ
ることを願っておられることを子どもに伝え、救いに導きましょう。「字のない本」、
「ゴスペルカード」(CEF)を用いると、この福音の真理をわかりやすく語り、救いに導
くことができます。イエスさまは、「この小さい者たちのひとりが滅びることは、天にい
ますあなたがたの父のみこころではありません。」と言われました。神さまのみこころは、
子どもが救われることです。コロサイ1:6には、福音を「ほんとうに理解したとき以来」、
「世界中で、実を結び広がり続け」とあります。CSの活性化は、ひとりの子どもが明確
に救われ、救いの確信を持つことから始まるのです。
                    
(2004年9月12日発行 クリスチャン新聞 掲載) 





         CS分級アイデアA

      「子どもの生活に生きる賛美」
  

                       日本CEF 教育部主事 安田香代子

子どもが目を輝かせるCSの第一歩は、子どもが救われ、明確な救いの確信を持つことで
す。ではCSの賛美の時間には、どんな工夫ができるでしょう。クラスの子どもたちは賛
美を楽しみ、心から主に歌っていますか。賛美が子どもの生活に生きていますか。そのた
めには、歌詞の中のみことばに基づく真理を子どもの生活に関連させることが大切です。
例えば「祈ってごらんよ、わかるから」(グローイングソング)では、救われている子ど
もには「あなたがイエスさまを信じているなら、神さまはあなたのお祈りに必ず答えて下
さいます。いつでも、どこでも、どんなことでも祈りましょう」と言えます。救われてい
ない子どもには「あなたがイエスさまをまだ信じていないなら、まずイエスさまを心にお
迎えしましょう。そうするなら、神さまはあなたのお祈りに答えて下さいます」と言えま
す。また賛美の時間を楽しくするために、賛美に簡単な導入を準備します。賛美に関係の
ある質問やクイズ、指人形を使う等です。導入は子どもの心を賛美に向かわせます。賛美
のテーマが神の愛なら「あなたを大好きで、宝物のように思って下さる方がおられます。
だれでしょう。この賛美を歌うとわかりますよ」というようにです。また賛美に動作や手
話をつける、立ったり座ったりする、グループごとに歌う、楽器を使う等すると活動的で
す。真理を子どもの生活に関連させるとき、子どもは主を賛美する中で霊的な真理を学び、
自分の生活に生かすことができます。賛美の時間をよく祈って準備するなら、子どもに霊
的な変化がもたらされるのです。
                    (2004年10月10日発行 クリスチャン新聞
 掲載)     





         CS分級アイデアB

      「イベントで終わらせないために」

                      
 日本CEF 教育部主事 安田香代子

クリスマス会には子どもが大勢来るけれど、なかなかCSにつながらないと悩んでおられま
せんか?こんな計画はいかがですか。CSクリスマス会の2週間ほど前に何箇所かのクリス
チャン家庭で近所の子どもを招いて、小さなクリスマスパーティをします。子どもはパー
ティが大好きですし、近所の家庭ならご両親も安心して子どもを送って下さいます。最初
の1時間は、賛美や暗唱聖句、聖書のお話ですが、最後の30分は楽しいパーティです。集
会はCSの先生が担当し、家庭開放者の方は子どもを誘ったり、パーティ(飲み物とお菓子、
みんなで遊べるゲーム)の準備をします。メッセージの代わりに、「イエスさまと子ども
たち」(キャンパスクルセード)やイエスさまのご降誕のアニメ(福音的なもの)のビデオを見る
こともできます。小さなパーティはすぐに親しくなれますし、個人伝道のチャンスもあり
ます。そして、教会のCSクリスマス会に誘うのです。子どもは知っている先生もいて安心
で、クリスマスの本当の意味を2度聞くことができます。パーティでは救われなくても、C
Sクリスマス会ではさらに心が開かれ、機会もあるでしょう。そして、あらかじめ冬休みの
CSに楽しいプログラム(お餅つきやカルタ大会等)を計画し、子どもたちに「冬休み特別
プログラム招待券」(毎回の内容を記載)を渡します。愛にあふれた楽しさと、魂の必要
に答えるメッセージを用意して子どもたちを迎えましょう。
「子どもたちを、わたしのところに来させなさい。」と言われる主のもとに、このクリス
マス、一人でも多くの子どもを連れて行きましょう。
                   (2004年11月14日発行 クリスチャン新聞
 掲載)





         CS分級アイデアC

         「イエスさまが主役」 

                       日本CEF 教育部主事 安田香代子

クリスマスはイエスさまのお誕生をお祝いする日だと知っている子どもが、どれほどいる
でしょう。一歩、教会の外に出て子どもに伝道すると、ほとんどの子どもが「知らない」
とか、「プレゼントをもらう日」、「ケーキを食べる日」、「サンタさんのお誕生日」と
答えます。いつの間にか、クリスマスの主役はパーティやサンタクロースになっています。
クリスマスは福音を伝える絶好の機会です。ですから私たちは、「クリスマスはイエスさ
まのお誕生日会」であることを強調しましょう。私は、必ず初めに、「メリー・クリスマス!」
と挨拶し、なぜ「おめでとう!」と言うのかを説明します。「神さまのひとり子イエスさ
まが、あなたの罪の罰を代わりに受けて十字架で死ぬために、人となって生まれて下さっ
た日がクリスマスです。」と簡単に話します。そして、「ハッピーバースディ」を子ども
と歌います。「ハッピーバースディ トゥユー、ハッピーバースディ トゥユー、ハッピ
ーバースディ ディア ジーザス(イエスさま)、ハッピーバースディ トゥユー」と歌
い、そして、「イエスさま、お誕生日おめでとう!」とみんなでイエスさまに拍手をします。
聖書のお話は、イエスさまのご降誕だけでなく、十字架と復活を明確に語りましょう。
けれど、クリスマス会の最後にサンタクロースが登場すると、あっという間に子どもたち
の心がイエスさまからサンタクロースに移ってしまいます。それはとても残念です。クリ
スマスの主役のイエスさまだけが、子どもたちの心に刻まれるよう、祈りつつ、細心の注
意を払いプログラムを計画しましょう。
                   (2004年12月19日発行 クリスチャン新聞
 掲載)





         CS分級アイデアD

  「人生の土台―子どもがみことばに生きるために―」 

                        日本CEF 教育部主事 安田香代子

今年こそ暗唱聖句をしっかり教えたいと願われる先生方が多くおられることでしょう。
暗唱聖句は子どもにとって最も価値のある宝です。けれど覚えるだけで終わっていません
か。暗唱聖句の目標は暗記するだけではなく、みことばを生活に生かす−適用する−こと
です。では暗記の黄金時代である子どもが聖句を覚え、自分に適用させるためにどうした
ら良いのでしょう。まず、聖句を子どものレベルに合わせて、分かりやすく説明します。
これは、教師がどれだけ、みことばを深く理解しているかが問われます。ご聖霊に祈りつ
つ、真理を曲げず、かつシンプルに子どもに説明し、そして子どもの生活に関連付けまし
ょう。前回の賛美と同様、救われている子どもと救われていない子どもに、「あなた」と
呼びかけて適用します。例えば、「御子を信じる者は永遠のいのちを持つ…。ヨハネ3:36」
なら、「あなたが神さまのたったひとりの子どもイエスさまを信じているなら、あなたは
天国に行ける、いつまでも続く永遠のいのちを持っています。」「あなたがイエスさまを
信じて心にお迎えしていないなら、今日、あなたの心にイエスさまをお迎えしましょう。
そうすれば、あなたも天国へ行ける永遠のいのちをいただくことができるのです。」とい
う具合です。そして声に出して何度も暗唱聖句を一緒に繰り返します。視覚教材を用いた
り、聖句に動作や歌をつける、列ごとに言う、声の大きさを変える、立ったり座ったりし
て言う等、活動的に楽しく繰り返すと良いでしょう。人生の土台となる神のことばを子ど
もが生活に生かせるよう教えて行きましょう。
                    (2005年1月16日発行 クリスチャン新聞
 掲載)





         CS分級アイデアE

    「救われた子どもにデボーションを教える」
 
                       日本CEF 教育部主事 安田香代子

救われていない子どもが第一にすべきことは、イエスさまを救い主として受け入れること
です。では、救われている子どもに最も大切なことは何でしょうか。それは子どもが神さ
まをさらに深く知るということです。そのためには、神さまの声を聞き(聖書を読む)、
お話し(お祈り)すること、デボーションが大切です。私たち教師は、子どもがデボーショ
ンを持てるように助けていく必要があります。子どもたちの霊的状態を良く知り、あなた
の心に目標を立ててみませんか。理想ではなく、子どもが到達できる目標です。例えば、
「子どもは、今週、毎日5分聖書を読んで、お祈りをする。」という目標なら実行出来そう
です。そして子どもが毎日5分間聖書を読み、お祈りするために助けとなるものを準備しま
す。新約聖書から数節ごとに毎日読む箇所を書いた表や、市販されている教材を用いても
良いでしょう。(CEF「ひかりのことば」、「マタイの福音書」等)また、子どもが1週間
続けて聖書を読んだり、お祈りをする励みとなるシールや先生からのコメント等も用意し
ましょう。分級の時間に、日曜日のデボーションを子どもと一緒にするのも良いでしょう。
クラスでは毎回、先週のデボーションで教えられたことを分かち合い、子どもたちを励ま
します。子どもがデボーションを続けるには、教師の祈りと愛と忍耐が必要です。子ども
が自分でデボーションを持つなら、子どもは神さまを深く知り、心の態度が変えられ、行
ないが変化するという霊的成長の階段を自分で登り始めることが出来ます。「みことばは、
あなたがたを育成し、…」使徒20:32
                    (2005年2月13日発行 クリスチャン新聞
掲載)





         CS分級アイデアF

       「聖書のお話の準備の基礎」

                       日本CEF 教育部主事 安田香代子

「一夜漬け」、「朝漬け」、お漬物の話ではありません。聖書のお話の準備のことです。
土曜の夜に、「明日のCS、どうしよう。」と準備をあわてて始めたことはありませんか。
聖書を開かず、教師用のテキストを読んで何とか教えた…、いや、教師用テキストを手に
持って教えた、という方もあるかもしれません。準備の仕方が分からないという方もおら
れるでしょう。では、聖書のお話の準備の基礎は何でしょうか。それは、「よく準備する」
ということです。一にも、二にも準備をすることです。当たり前のようですが、日常の忙
しさに追われ、準備がおろそかになっていませんか。そんなときは、今までの知識や経験
に頼り、物語を話すだけで終わったり、視覚教材や教師用テキストに頼ったりしてしまい
ます。けれど1週間、子どもの必要に答えられるように祈り、神さまのみことばから、まず
自分が教えられ、準備されたお話と、そうでないものでは、どちらをご聖霊は用いて下さ
るでしょう。答えは明白です。そのために私たちは、毎日、準備をするための時間と場所
を決めましょう。その時間を主に献げる決心をしましょう。そして神さまが、あなた自身
に語って、教えて下さるように祈り、何度も何度も聖書を読みましょう。テキストは聖書
です。神さまは私たち教師の手に生ける神のみことば、聖書を置いて下さいました。何と
すばらしい特権でしょう!教師用テキストは学びを助けるものです。子どもの心が備えら
れ、みことばを通して子どもの生活が変化するようにとよく祈り、ご聖霊による深い感動
と確信を持って語りましょう。
                   (2005年3月13日発行 クリスチャン新聞
 掲載)
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